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LG Ultrafine 5KをWindowsマシンで使う

更新日:

WindowsマシンでLG Ultrafine 5Kを使うテスト

LG Ultrafine 5KはMac専用を謳っており、Windowsマシン対応とは言っていない。そのため使用する上でトラブルがあったからといってLGに問い合わせてもおそらくサポート外ってことで門前払いされるだろう。
しかしながらWindowsマシンでも4Kより高解像度の5Kのディスプレイを使いたいという人はいると思う。5Kのディスプレイは数少ないながらも以下のものがある。

iiyama ProLite XB2779QQS

現在販売終了となっている5Kディスプレイ。LG Ultrafine 5Kと同じパネルを使用していると噂されている。
DisplayPortやHDMIの入力があり、Windowsマシンやゲーム機などでも接続可能なディスプレイ。DisplayPort1.4でケーブル1本での接続となり、発売当初はDisplayPort1.2での出力しかできないMacで接続しても5Kで表示されないなどの問題(仕様)の話が出たりした。

Dell UP2715K

現在販売終了となっている5Kディスプレイ。
5K表示をするためにDisplayPort1.2の入力が2つあり、2つ接続をする必要がある。ドット欠け保証がある。
アマゾンの評価を見てみるとこのディスプレイも接続においては完璧ではなく色々とあるようだ。

HP Z27q 5Kプロフェッショナル液晶モニター

本家サイトの商品紹介のページは既にないようである。
こちらもDellと同様に5K表示をするためにDisplayPort1.2の入力が2つあり、2つ接続をする必要がある。
使用している人が少ないためかレビューも少ない。

と5Kディスプレイを紹介したが、基本的に4Kに比べたら接続が特殊になったりして問題が発生しやすい気がする。
というわけで自分が持っているLG Ultrafine 5KとWindowsマシンを接続してみてどうだったかを紹介。
ちなみに自分が使っているLG Ultrafine 5KはUSB-C接続ができない、Thunderbolt 3接続オンリーの1つ前のモデルである27MD5KAである。
あと、LGのはスピーカー、Webカメラ、ダウンストリーム用のUSB-Cポートが3つあり、Thunderbolt経由でノートパソコンに給電できるというメリットがある。

既製品Windowsマシンで使えるのか?

LG 5K ultrafine Windows 設定画面

会社で支給されたThunderbolt3ポートがあるWindowsノートパソコンで5Kの出力がされるかどうか試してみた。
機種はHPのEliteBook 850 G6、OSはWindows10である。

結果はちゃんと5Kで表示されていた。

あと、Windows10で接続しているのだが、特にドライバーとか入れなくても内臓カメラ、スピーカーは使える。
しかし問題もあった。表示はちゃんとされるのであるが内蔵カメラはノイズまみれ、USBハブに繋いだUSB機器は時々プチプチと切断しているような動作となる。
つまりディスプレイからつながるUSB機器が正常に使えないのである。
スピーカーは気にならなかったが、おそらく連続で音を出してたら同じような事象は出たりするのではないかと想定される。

またスリープ復帰時にまれに画面の片側が出力されなくなることがある。これは再起動で治る。
なので、ディスプレイは5Kで使えるが、問題があったりするということである。
これはもしかしたら他のWindows機であれば問題なかったりもするかもしれないし、別の問題が発生するかもしれない。
あと、やはりCPU内臓のGPUだと描画が重いのか、常にパソコンのファンが周りっぱなしという状況。
ウィンドウの移動でさえGPU使用率が30%〜40%まで瞬間的に上がる。
給電はちゃんとされて使っていて給電量が足りないということも全くなかった。
輝度の調整は「LG Ultrafine brightness」というMicrosoft Storeに登録されているアプリを入れればできる。

自作Windowsマシンで使えるのか?

デスクトップの自作PCでもLG Ultrafine 5Kは使えるのか試してみた。
ちなみに構成は以下の通り。

パーツ品名
CPUAMD Ryzen9 3900X
マザーボードASRock X570 Phantom Gaming 4
GPUMSI Radeon RX 580 ARMOR 8G OC
Thunderbolt3ボードGIGABYTE GC-TITAN RIDGE
メモリPatriot Viper DDR4 PC4-25600 (3200MHz) 1.35V 32GBキット- PVS432G320C6K
SSDCFD販売 内蔵SSD M.2 2280 NVMe PCI-E Gen.4 x 4(NVMe 1.3) PG3VNFシリーズ 1TB CSSD-M2B1TPG3VNF
ケースA500 Aluminum TG (CA-1L3-00M9WN-00)
電源Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB -850W -NON DPS- 80+GOLD
OSWindows 10 Pro 1909

マザーボードとThunderbolt3のボードのメーカーが異なるが、5ピンのTBTヘッダがあるものであればメーカー違いでも使うことはできる。
Thunderbolt3を自作PCで使用するためにはハードウェアの接続を正しく行い、UEFI(BIOS)のセットアップ画面でThunderbolt3を有効にする必要がある。
また、GC-TITAN RIDGEの仕様でDisplayPort 2チャンネル分の出力が行えるのは後ろから見て右側にあるポート番号1番のThunderbolt3ポートとなる。ここにディスプレイを接続しなければならない。ポート2番への接続だと解像度は4Kまでとなる。

接続した結果は、5Kで出力され一応使える。しかしやはり問題がある。

Windows起動時にLG 5K Ultrafineの方に出力されないことが多い

というかほぼ出力されない。
たまに出力されることがあるという感じである。
ちなみにスリープから復帰、休止状態から起動するときは出力される。
おそらくWindowsを完全にシャットダウンした状態から起動したときはThunderbolt接続のディスプレイに出力できないことがあるのであろう。
Windowsの問題なのかハードウェアの問題なのか、はたまた両方の問題なのか不明。
この状態の復旧方法はケーブルを挿し直すしかない。わざわざディスプレイ後ろのケーブルを抜き差ししなければならないので面倒である。

リンクが一時的に切れて画面がチラつく

HPのノートパソコンでは全く発生しなかった症状だが、DisplayPortのリンクが途切れるためか画面が写ったり映らなかったりというのを一時的にすることがある。この動作のあと使ってるAMD Radeonのツールからリンクが切れたと通知が出る。
一時的(長くて10秒くらい)なものなのであるが、やはりチラつくので気になるし、その間作業ができない。
「またかよっ!」って感じで集中力が削がれる。

なお、自作機の方はノートPCで発生したUSB周りの問題は出ない。
輝度の調整は「LG Ultrafine brightness」というMicrosoft Storeに登録されているアプリを入れればできる。

GeForce RTX 3060 Ti に変えたら問題発生しなくなりました(2022/4/2追記)

以前発生していたちらつきや、Windows起動時にちゃんと5Kで表示されない問題はGeForce RTX 3060 Tiに変えたら発生しなくなりました。ちなみに自分が購入したのは玄人志向のこのカード。

以前に比べ少しGPUの値段は落ち着いてきています。

まとめ

Windows機でもLG Ultrafine 5Kは使える。
でも使用するビデオボードによって問題が発生する可能性は十分にある!
でも5Kは解像度高くていいね。

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