GRの記事と同じような感じでやります。
ご存知の通り、α7RIIは最初、RAWといえば非可逆圧縮のRAWしか選べませんでした。しかしその後ファームウェアのアップデートで非圧縮RAWが選べるようになりました。なぜ可逆圧縮のRAWが選択項目として増えなかったのかわかりませんが、一応Adobe DNG Converter で可逆圧縮のDNGに変換することはできます。
RAWのファイルサイズは
非圧縮RAWで約86MB
非可逆圧縮RAWで約43MB
今回はその非圧縮RAWをDNG Converterで変換してみます。
今回使用する画像はこちら
非圧縮RAWで86.2MBあります。
これをAdobe DNG Converterで以下の設定で変換します。
すると.....
半分近くの43.5MBにまでなりました。今回の場合は全体的に茶色っぽい色の画像なのでもしかしたら圧縮率が高くなったのかもしれません。すごい!DNGにしたほうがいいじゃん!
でも欠点もあります。
変換した後の画像はOS XのFinderやプレビューでは色がおかしくなるんです。
比較画像。左が変換した後のDNG、右が元のRAW画像。
この変換した後のDNGはAdobeのアプリ(PhotoshopやLightroom)だと正常な色で表示されます。
よくよく見るとOS Xのプレビューの色とも若干違いますね。PhotoshopのCamera Rawで表示した色が一番自然かもしれません。
一応Adobeのアプリだとちゃんと表示できるため、画像の情報をフルに保持したいけどファイルサイズを抑えたい場合は DNGにしたほうがいいです。