日本人なら多くの人は中学1年生から英語学習を始める。
誰もが暗号解読に苦労し、多くの人は挫折していく。それで結局英語を読むことすらできない日本人が出来上がる。
私もそうだった。最初の How are you? がわからなかった。
「お元気ですか?」という意味だと教えてもらっても、なんで How = どう、are = いる、you = あなた がお元気ですかになるのか全くもって意味不明であった。
というかそもそもbe動詞と言うのもよくわからなかった。そんなこんなで英語の勉強は放置気味になり、テストでは4割、5割くらいしか取れなかった。
高校に入ってからは受験勉強のために単語帳だけは買って単語の意味を何度も繰り返し読んで暗記した。
しかし文法に至ってはさっぱりわからず、勉強もする気が起きなかったため全く手付かずだった。特に過去分詞がわからず"have had"とか出てきたら「持つ持った」って何なんだよ。という感じであった。
センター試験の英語の結果は103点だった。
レベルの低い私立大学に入学し、入学直後に英語のクラス分けの試験があったがここでは上位クラスに分類されることになった。こんな私でも上位なのである。
しかし所詮は下の上。上だからといって別に英語ができるわけではない。
それからは楽な授業をただ受けて単位だけ取った感じであった。
転機が訪れたのは大学3年生くらいの時であろうか。「白人の女の子と仲良くなりたい」という突然の思いつきで英語の勉強を始めた。といっても白人の女の子の知り合いなどはいない。ただの童貞の都合の良い妄想から始まったのである。
まずは2chで英語学習スレを読み、絶賛されていた英文法書のEnglish Grammar in Useを買った。若干難しい部分はあったものの単語の意味は大体理解していた私はなんとなく読めた。20を過ぎてから"be doing"から文法をやり直したのである。
毎日ひたすらEGUをやり続けた。その時は英語学習の一環としてAFN(在日米軍のラジオ放送)を聞き、洋楽(特にアメリカのR&B, Pops)を聞くようにして、Billboard Top40を毎週見ていた。そのうちTOEICで実力を試してみたいと思うようになり、TOEICの試験対策をしようと思うようになった。
対策といういえば攻略本。まず攻略本を買った。いろいろあるが一番タイトルがカッコよく凄みを感じたのがTOEIC900点への王道であった。
新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道 | 杉村太郎 | 書籍 | ダイヤモンド社
http://www.diamond.co.jp/book/9784478002926.html
これは筆者が900点を取るために様々は本を読み、日々勉強して編み出した900点を取得する方法が綴られた攻略本であった。
この本で紹介されていた書籍を買い集めて勉強を始めた。しかし紹介されている方法を全部こなすというのはやはり大変である。
続く