ペルノリカール社主催の「Chivas the Blend」というイベントに参加しました。
このイベントはシーバスリーガルと、ブレンデッドウイスキーを構成する原酒について説明を受けた後に、自分自身でオリジナルのブレンデッドウイスキーを作って見るというものです。
開催場所は虎ノ門ヒルズのアンダーズ 東京ルーフトップバーでした。
52階にあるバーで東京の夜景を眺めながらお酒が飲める素晴らしいところです。
目次
受付
受付で4000円を払って好きな場所へ。
ソファで待っていると関係者と思われる外国人が「ミズナラハイボール」って言って持ってきてくれました。
シーバスリーガル ミズナラのハイボールは初めてでしたがうまいですね。
家でも作って飲みたいと思いました。
イベントの始まり
しばらくするとイベントの開始。ミズナラハイボールは飲みきっていないのでそれも持って行きます。
まず本日のイベントのMCの紹介。
ミズナラハイボールを運んできたのはシーバスリーガルのブランドアンバサダーのトモス氏でした。
シーバスリーガルの歴史
1801年ジェームズとジョンがアバディーンで始めた食料品店が始まり。
スパイス、茶、ウイスキーを販売していたが、ジェームズは客がウイスキーを美味しいと思っていないことを発見。
当時のウイスキーは質が悪かったそうです。そしてジェームズは地下でウイスキーの熟成を始め、ブレンディングもして品質の良いウイスキーを作りました。
その品質の良いウイスキーは当時のヴィクトリア女王も買ったそうです。
シーバスリーガルのシーバスは兄弟の名前、リーガルは英国王室御用達というところから名付けられました。
ウイスキーの話
次にシングルモルトとシングルグレーンの定義。
そしてスコッチウイスキーの定義について。
スコッチウイスキーの定義上最低3年熟成させなければいけない。
そのほか、ウイスキーのフレーバーであるバニラ、カラメル、トフィー。
シェリーカスクというスペインのワインの樽で熟成させるとドライブルーツ、果実、きのみの風味がつくという話。
スコットランドでは人口よりも樽の数の方が多いそうです。
ウイスキーの味わい方
シーバスリーガル 12年が用意してあり、それをテイスト。
まずはノージングから。
香りにはどんなものが含まれているのかというと、
アルコール、トフィー、カラメル、バニラ
アメリカンオークのオレンジ、アップル、はちみつ
スイーツオレンジなど。
ニートだけでなく、ウイスキーに水をたらすとより香りが引き立つ。
なぜ水により香りが引き立つのか。
それは例えると、雨が降ると周辺の花の香り、土の香りが強くなることがある。
水というのは化学的な作用を引き起こす働きがあるからである。
それはウイスキーに対しても同様で、ストローで水をドロップすると違った香り、味になる。
地域ごとのウイスキーの紹介
あらかじめテーブルにはスコットランドのそれぞれの地域のウイスキーが用意され、1つずつテイスティングしながら説明を受けます。
スペイサイド
バター、トフィー、ドライブルーツ。
置いてあったのはストラスアイラ12年という種明かしがありました。
ストラスアイラはシーバスリーガルの蒸留所でシーバスリーガル12年の構成原酒でもあります。
ハイランド
アルコール感、スパイシー。
フルボディと表現されるそうです。
刺激が強いため、ブレンディングするときには量を少なめにするのが基本。
ローランド
落ち着いたフルールの香り。軽くて甘い。
アイラ
スモーキーでハチミツ、ダークチョコレートのフレーバー。
これも少しずつ加えて使うべきモルトです。
飲んだ感じではラフロイグほど強くはなく、ボウモアのような感じがしました。
グレーン
味は軽く、舌の上で転がるような感じ。
マスターブレンダーはこれをベースに使用します。
左からシーバスリーガル12年、スペイサイド、ハイランド、ローランド、アイラ、グレーン
自作ブレンデッドウイスキー
一通りウイスキーを味わった後にオリジナルのブレンデッドウイスキーづくり。
ブレンドではグレーンをベースにして作ります。まずグレーンを30ml入れる。
その後自分の好みに合わせて他の地域のウイスキーをストローで少し垂らしながら味を調整していくのである。
なぜグレーンを多めに入れるのか。
それはグレーンは絵画で言えばキャンパスの役割を果たすからである。
モルトは絵の具である。
グレーンは何かを作る上での土台のようなものでなのである。
ちなみに私はタリスカーの味が好きなのでスモーキーなアイラとスパイシーなハイランドを多めの割合で作って見ました。
見事にそういうテイストのウイスキーができました。
お土産
最後にお土産がありました!
中身は
- シーバスリーガル 12年の小ボトル
- シーバスリーガル ミズナラの小ボトル
- シーバスリーガル ミズナラのノート
でした。
トモス氏との飲み
イベントが終わった後に他の参加者とトモス氏と飲みました。
イベントの会場であるアンダーズ東京のバーはシーバスリーガル12年を使ったカクテルが色々とあり、おすすめされたカクテルを飲んでみました。
トモス氏はまだ若くてこの仕事についてまだ1年。
普段飲んでいるウイスキーはシーバスリーガルとアベラワーだそうです。
ちなみに私はアベラワーって知りませんでした。
アベラワーもペルノリカール社のウイスキーです。
途中でシーバスリーガル アルティスを紹介されて1ショット飲んでみました。
すごいスパイシーで喉に突き抜けるようなウイスキーでした。
帰って値段を調べて見たらボトルで12000円以上。
うーん、タリスカー18年が1万ちょいだから迷うね。
感想
たった4000円で非常に内容の濃いイベントでした。
今までフレーバーについてよくわからず「そんな感じかなっ!」って味わっていましたが、説明を受けながら実践すると違うものですね。
結局提供されたウイスキーが多くて全部は飲みきれませんでした。
ちなみに秋ぐらいに別のイベントも考えているそうなので、また参加したいです。