近頃、アメリカではすでに発売されていたAIスピーカー(スマートスピーカー)が次々に日本でも販売が開始されました。
GoogleのGoogle Home, AmazonのEcho、LINEのClova WAVEなど。今後もアップルのHomePodやソニーのLF-S50Gなど様々な会社からAIスピーカーのリリースが予定されています。
現在相次ぐAIスピーカーの販売で盛り上がる業界ですが、私自身としては今のところあまりAIスピーカー への購買欲がわいておりません。まとめブログを見ていても同じようなトピックの記事がありました。
【悲報】メディア側がゴリ押しのスマートスピーカー、驚くほど話題にならない
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/5291707.html
目次
なぜAIスピーカーに興味がわかないのか
スマートフォンとできることが変わらない
1番の理由はスマートフォンとできることが変わらない(生活を拡張させない)からである。
AIスピーカーの広告でよく謳われているのはユーザーが話しかけてそれに対して応答する、何らかのアクションをするというもの。しかしそれはすでに今のスマートフォンでもできていることである。iPhoneなら「Hey, Siri」、Androidなら「OK, Google」である。スマートフォンがそばにあれば同じことができる。唯一違うとしたらAIスピーカーはリビングなどにあって家族ならだれであってもみんな使えるという点か。
プライベートな情報収拾を常に行なっているという懸念
グーグルのスピーカーが聞き取った音声情報をユーザーがスピーカーを使用していないにも関わらず送信していたという問題が発生していた。いわば盗聴をしていたということである。
全部聞こえてます。「Google Home Mini」で音声を常時録音してしまうバグが発生 | ギズモード・ジャパン
https://www.gizmodo.jp/2017/10/google-home-mini-bug.html
グーグルはバグだと釈明したわけだが、本当にバグなんだろうか。バグだとしてもこんなことが起こってしまってはユーザーも信頼できなくなってしまうだろう。
AIスピーカーはどうなるべきか
他の機器(STBとかテレビ)との統合
各メーカーはTV用のSTBもリリースしているが、STBとスピーカーを合わせた方がよかったんじゃないだろうか。そうすればビデオも観れるし、大きめのスピーカーでいい低音になるだろうし、スケジュールやAIスピーカーの回答なんかを図入りで説明できたりしてそれこそ家庭の秘書みたいな役割になる。
より人間らしい対応
現状では会話でできることに限界がある。あくまでも人間の問いかけたことに対しての対応のみである。人間の生活様式に応じての提案、たとえばスケジュールについてのリマインドやランチの提案、恋人に贈り物をする際に最近の流行や、その人とのメッセージのやりとりをもとにして提案をしてくれるなど。
会議システム
今のAIスピーカーでは通話はできるが会議ができない。メッセンジャーなどを提供しているメーカーは安いAIスピーカーで会議ができるようになれば企業やSOHOワーカーに広まるんではないかと思う。会議の時に議事録を自動的に作ってくれると最高だろう。現状では自動的に議事録を作るようなソフトがない。
情報収拾(盗聴)をしていないという第三者のお墨付き
何らかのセキュリティ会社がレビューを行なってスピーカーが情報収拾をしてサーバーに送信していないことが確認できたらユーザーも安心して購入できるのではないか。